Sunday, May 30, 2010

オフショア開発、oDesk、Elance

先日知人に会った際にどこでWeb開発をやっているのか聞いたところルーマニアと言う意外な答えが返って来ました。私もイベントでウクライナの優秀な技術者を破格の値段で雇えると言うアプローチを受けたことがあります。時給$20前後とシリコンバレーの1/3から1/5程度で優秀な技術者に仕事を頼めるのですからコストダウン策としてはとても魅力的です。一方で出来たものが外見上良く出来ている様に見えるけれど中身はいい加減だったとか、アイデアを真似されてしまうとか言ったお話も耳にしたことがあります。

そう言う時に使えそうなのがoDeskとかElanceです。これは発注者と技術者を結ぶマーケットプレースで仕事内容を掲示すると世界中の技術者からオファーがあったり、あるいはこちらから技術者を探すことが出来ます。過去の発注者からのフィードバックや技術レベルのテストなどもありますのである程度のことは想像出来ます。またoDeskではWeb上で相手の作業状態を見ることが出来る様なので成果物がまるっきり想定と異なっていた、と言うことはなさそうです。

実は以前私たちもトライしてみようとしてオファーをたくさん受けたのですが、最終的にはやめました。私たちの場合はきちんとした仕様書がある訳でなく作りながら考える部分があるので、身近にいないとその様なやり取りが難しいことが一つあります。また何と言っても英語で指示を出せるかと言うのが今一つ自信がなかったことも大きいです。ただ、相手が第二外国語として英語を使っている人であれば何とかなる、と言った話も聞いたことがあります。ですので仕様書がきちんと出来ているのであればこの仕組みを使ってみる価値はあるかもしれません。

簡単な開発であれば世界中から良さそうな技術者を選んで仕事を頼める、発注者に取ってはいいですが、技術者にとってはますます競争が激しくなって行く厳しい状況になりそうです。

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