Saturday, May 29, 2010

世界最大のコミュニティー、Facebook

Facebookのアクティブユーザー数が4億人を超えている様です。ユーザーは毎月5000億分、Facebookに時間を使っているとのことですが、あまりに途方もない数なので想像もつきません。70%がアメリカ以外のユーザー。一方でmixiは少し古いですが2009年12月の月間ログインユーザー1257万人。各々のデータの定義を合わせないと行けないですが、それでもFacebookはmixiの何十倍もの多くのユーザーが使っていると言う巨大なサービスです。

少し前まではFacebookがいつMySpaceが追いつくのかと言うことが良く記事になっていましたが、一気に抜き去ってしまい、そんなことを話題にしていたのが随分昔の様に思えて来ます。

Facebookは自分たちだけですべてを開発するのではなく、アプリ開発者に対してFacebookをプラットフォームとして解放しました。そのためその膨大なユーザー数を目当てに多くの会社がFacebookアプリ開発に注力する様になり、私たちも2008年に第一号のアプリを開発しました。

アプリを出す前はFacebookで人気が出れば一気にユーザー数が拡大して100万ユーザーも夢じゃないかもと取らぬ狸の皮算用をやっていましたが、それが全くの妄想にすぎなかったことに出した後に気付きました。確かにFacebookのユーザー数は当時からも多かったのですが、それはそこを目指す会社も多いと言うことを意味します。ユーザーの1日の時間は24時間と変わらないのに日々数多くのアプリがリリースされている。誰か一人に面白いと思われたらFacebook内で友人たち同士がつながっている訳なのであっと言う間に口コミで広がって行く可能性はあります。でもそれは数あるアプリの中のごく一部に過ぎません。

また私たちの最初のアプリは友人をうまく巻き込む仕組み、例えば友人と競争したり協力したりすると言ったものは意識して入れていなかったことも反省点としてあります。

昨年、最初の反省を踏まえてFacebookアプリ第2弾 GazoPa Drawingを出しました。写真をもとに絵を描いてもらい、それが何%似ているか私たちの画像検索エンジンで判定してポイントを競う、と言ったものです。他のユーザーや友人と競争する、と言うゲーム的な面を入れました。これは結構使う人は週に何度も使うと言った楽しいものになりましたし、お手本の写真に限りなく近い絵を描く達人もおられました。が、これも爆発的なユーザー層の拡大にはつながりませんでした。と言うのも絵を描く方のレベルが非常に高くなってしまい、ちょっと遊びたいと言うユーザーにはハードルを感じさせる様なものになっていたからです。一部のユーザーには受けたが、数多くの一般ユーザーの心に刺さるサービスにはならなかったと言うことかと思います。

そして今、これまでの経験を活かした第3弾を考えているところです。そんなに遠くない内に出せるのでは思っていますが気長にお待ち下さい。

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