Thursday, May 27, 2010

似てるか、似てないか、それが問題だ

Similar or not similar, that's the question.

GazoPaを使われた方からは両極端の反応をいただくことが少なくありません。先日のWeb2.0 Expoでは「君たちのサービスは素晴らしい。数年内にビルゲーツの様に大金持ちになっているだろう。おめでとう」とこちらがどう反応したらいいか戸惑ってしまう様なことを言われる方がおられました。一方で「何だ、全然似ていないじゃないか。お前たちはクズだ」と言うこれまた途方に暮れてしまう様なことをフィードバックで送って来られる方もおられます。

どうしてこう両極端になってしまうのか。恐らく私たちの活動に賞賛を送っていただく方はこれが如何に技術的に困難な活動かをご存知であり、アップロードでの検索と言う新しい検索手法に将来性を感じられている方ではないかと思います。一方で厳しいご意見の方は類似検索と言うからには同じカテゴリーの似た画像が整然と結果で表示されることを期待され、それを裏切る結果が出た場合に大いなる落胆を感じられている方ではないかと思います。期待が高いだけにそれを裏切られた場合の落差が大きいのではないでしょうか。

では私たちとしては後者のご期待に沿うためにどうしたらいいのでしょうか?

いくつかの方法がありますが、まず一つとして私たちが持つ画像数を増やすと言う方向性です。画像をアップロードされてその同じ画像が結果で出ていなければ「使えない」と感じられる方が少なくありません。現在私たちがインデックスしている画像は7000万件ありますが、この数字は類似画像検索の対象としては非常に大きな数字です。が、Web上の画像の数に比べるとまだまだ小さいと言わざるを得ません。先程の「検索しても同じのが出ない」と言うのは単純に私たちがまだその画像をインデックスしていないためです。

次に似ていないと感じられる場合は自分が探しているカテゴリーとは異なる写真が出て来た時にそう感じられることが多い様です。例えば服の写真を見たいのに全然関係ない旅行の写真が結果の一部に出て来た、などの場合です。これを防ぐ方法としては最初から特定のカテゴリーのデータしか表示しないと言うことがあります。この手法を取っているのが花の写真の検索、共有サイトであるGazoPa Bloomです。

私たちは上記を含めた方向性を追求することでより良いサービスを目指したいと思っています。何か最後は優等生的な締めにになってしまいましたが、つまりは頑張りますので温かく見守って下さい、と言うことです・・・はい。

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