Wednesday, June 2, 2010

性善説の支払い方法、Kwedit

先日あるMeetupでKweditの方のプレゼンを聞く機会がありました。オンラインゲームなどでお金を支払う時、通常はクレジットカードで支払うことが多いと思います。でもクレジットカードを持っていない場合、どうするのか。日本だとWebMoneyなどをコンビニなどで買ってから遊ぶと言うことになるのだと思います。

このKweditがユニークなのはKwedit Promiseと言う後払いを選択するとその時点で遊ぶことが出来ると言うことです。で、ユーザーは例えば4日以内にセブンイレブンで支払うことになるのですが、例え支払わなくてもそのゲームで遊べなくなる位の様です。

気になるのはじゃあいったい何人がちゃんと支払うのかですが、TechCrunchによると33.3%が支払ったそうです。意外に支払う人が多いんだなあと言うのが率直な感想です。

ゲーム運用者から見るとユーザーが購入するのはバーチャルグッズで、コストがかからない。どうせタダ何だから少しでも支払ってもらえばその分、収入となるからうれしいと言うことでしょう。Kweditがなければクレジットカードで支払ったであろう人もKwedit Promiseにしてしまったら全体の収入が減るのではと言う気もしますが、参加しているゲーム運用者があると言うことはプラスになると言うことなのでしょう。

まあユーザーとしてはKwedit Promiseを無制限に設定出来る訳ではないので継続して遊びたい場合は何らかの手段で支払うことにはなるのでしょう。

で、今回はこのKweditの仕組みがユニークだと言うことを伝えたかったのでは実はありません。一番印象に残ったのはこのスタートアップがセブンイレブンと組むことが出来た、と言う点です。この会社はこの事業のために設立された会社の様なのでセブンイレブンと組んだ時は売上もほとんどなかったものと思われます。日本だとそう言った駆け出しの会社が大手企業と組むのは結構難しいのではと想像します。

ユニークなサービスを提供出来るところであれば会社の規模はあまり関係ない、そう言う懐の深さがひょっとしたらアメリカにはあるのかもしれません。

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