Saturday, July 3, 2010

大人買い、Google

Googleが今週フライト情報を提供するITAを現金7億ドルで買収しました。自社インフラの強化のため、新しい分野へ進出するため、既存サービスの機能強化のためなどでGoogleは次々に企業を買収しています。

6月IPネットワークでのリアルタイムボイス、ビデオ処理ソフトのGlobal IP Solutions 6800万ドル
6月ディスプレイ広告技術のInvite Media 8100万ドル

5月音楽を異なるプラットフォームで共有出来るSimplify Media
3DデスクトップソフトのBump Technologies

4月カレンダー、フィードなどのガジェットを提供するLabPixies 2500万ドル
サーバーハード提供のAgnilux
画像検索Plink
オンラインビデオホスティングのEpisodic

3月マイクロソフトオフィスのコラボレーションツール DocVerse
オンライン写真編集のPicnik

2月eメール検索 reMail
ソーシャル検索 Aardvark 5000万ドル

アメリカでは従業員の流動性が高いのですべて一から自社で開発すると言うのは適切な戦術とは限りません。他人のお金で開発してもらい、モノになりそうなところで買収すると言う方が、変化が速く何が次に来るか分からない世界では適している様に思います。

例えばAardvarkもGoogle元従業員が立ち上げた会社です。従業員がGoogleをやめて起業し、そのスタートアップをGoogleが買収すると言ういいサイクルが出来ています。

Googleはベンチャーキャピタル部門としてGoogle Venturesも持っています。去年出来たばかりでその時は投資関係者は2-3人だったと思いますが、現時点で15人に増えています。今年は1億ドルの投資を予定している様です。ここはGoogleの事業から離れた企業、例えばバイオのAdimabにも出資しています。

ちなみにGoogle CEOのEric Schmidt氏が関係しているのがTomorrow Venturesですが、これは個人として関わっている様です。上場企業の社長がベンチャーキャピタルにもか個人として関わっていると言うのはシリコンバレーらしいところです。

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