Wednesday, June 16, 2010

WOWを届ける会社、Zappos

オンラインショッピングでカスタマーサービスのレベルが高いと言われているのがZapposです。オンラインショッピング業者の評価をしているStellaServiceでも97点で一番になっています。

私はここでモノを購入したことがないので本当に素晴らしいのかどうかは分かりません。ただ、ここのCEOの講演ではZapposが如何に会社のカルチャーを大切にしているかと言うことを強調していました。その時は話を聞き終わった時にこのCEOが起業家ではなく宗教家ではないかと思った位です。この方はDelivering Happinessと言う本も書かれているのでそう思ってしまうのも無理もないかもしれません。

Zapposのコアバリューとして10個挙げられていますが、まず最初に来るのがDeliver WOW Through Serviceサービスを通してWOWを届ける、です。WOWと言う言葉を使っている時点からしてこの会社が他と少し違うことを感じさせられます。

彼らのサイトに従業員が楽しそうに仕事以外のアクティビティーに参加している写真が出ています。顧客にWowを届けるにはまず従業員同士の結束を固め、楽しまなければ行けないと言うことでしょうか。

順調に成長して来たZapposもAmazonに12億ドルで買収されてしまいました。その背景にはベンチャーキャピタルからの強い働き掛けがあった様です。Amazon傘下になってこのカルチャーがどうなるのか興味深いです。

アメリカのサービス業だと日本ほどの細やかなサービスは期待出来ないことが多いのですが、時々、突然変異の様にこのZapposやサウスウェスト航空、Nordstrom等と言った伝説的なサービスを提供する会社が出て来るので面白いところです。

Tuesday, June 15, 2010

GazoPaセミナー in Japan

私たちGazoPaの活動について日立のプライベートショーであるuVALUEコンベンションで発表することになりました。題して「米国での新事業創生事例 / 次世代検索サービス「GazoPa」のご紹介」。GazoPaとは何か、何を目指しているのか、海外での新規事業の課題は何かなどについてご紹介したいと思います。

新事業'創生'事例と言うと成功者が過去を振り返ると言う印象を持たれるかもしれませんが、ご存知の通り創生すべく奮闘している最中ですのでその状況をお伝え出来ればと思っています。

アメリカでは何度かプレゼンをやっていますが、日本では今回が初めてです。最初で最後になるかもしれませんので(?)ぜひ事前登録の上、ご参加下さい。

日時 : 7/23(金)10:00-11:00  (その他セミナーのスケジュールはこちら)
場所 : 東京国際フォーラム
テーマ : 「米国での新事業創生事例 / 次世代検索サービス「GazoPa」のご紹介」

Monday, June 14, 2010

癒し系ハンドメイドマーケット、Etsy

ハンドメイド商品のマーケットプレースとしてはEtsyが人気があるのではないでしょうか。落ち着いた色調のサイトを見ると癒される感じがします。アクセサリー、服と言った定番から手作りクッキー、エンドウ豆の種と言った少し変わったものまでありとあらゆる手作り商品が販売されています。

かなりのものが1 in stock '在庫一つ'とあるのでそこに宝探し的な楽しさがあるのかもしれません。

ここは個人と個人のマーケットなので特にコミュニティーを大切にしている様です。面白そうなのはVirtual Labsで、その一つの活動としてはあるテーマについてWorkshopをバーチャルに開き、参加者がチャットでコメント出来ると言うものがあります。フォーラムなどを設置しているサイトはありますが、リアルタイムで多数のユーザーとつながる、と言うのはユーザーのサイトに対するエンゲージメントを強くするのではないでしょうか。

今年5月の売上は22.9百万ドル、1,258,023の商品が売れたとのことなので平均単価は$18.2/個。売上規模はAmazone、eBayとは比べものになりませんが、こう言うサイトが生活をより楽しくするのではないでしょうか。

Friday, June 11, 2010

四方よし、Polyvore

私は使わないけれどビジネスモデルが素晴らしいシリーズ(?)としてPolyvoreを上げたいと思います。これはユーザーがドレス、スカート、ジーンズなどの写真を使ってコラージュを作り、他のユーザーと共有すると言うものです。他のユーザーはそのコラージュの中に気になるアイテムがあるとマウスを写真にかざせば値段やメーカーなどの詳細情報が知ることが出来ますし、さらに購入出来るサイトに飛ぶことも出来ます。

ユーザーがこのコラージュを作る時に例えばドレスを使いたい場合、ドレスの写真がたくさん表示されます。マウスをかざせばそれがどこの商品か表示されますが、そうしなければ写真しか表示されないので自分の好みだけで選ぶことが出来ます。

販売者に誘導されて選ぶのではなく自分が気に入ったから選ぶ、と言う点がとても大事な様に思います。自分がかわいいと思うからこそ出来たコラージュをブログやFacebookに張り付けて見てもらおうとします。ユーザーが善意の営業マンになる瞬間です。ただ、厳密には候補のアイテムとしてそこにある時点で誘導されてはいるのですが。

ユーザーは自分が作ったコラージュを見て欲しいし、他のユーザーはそれを楽しめるし、購入出来るサイトにも行ける。メーカーはユーザーを自社サイトに誘導出来るし、Polyvoreはパートナー費用と購入に応じた手数料が入る。近江商人の'三方よし'ならぬ、'四方よし'となっているところが実ににくいところです。

Thursday, June 10, 2010

音がいいです、Skype

今更書くまでもない程普通に使われる様になっているSkypeですが、音がクリアになっている様に感じたので書いてみます。

アメリカの企業に最初にコンタクトするとかなりの確率で'まずは電話会議しようか'となります。日本的だと'いえ、まず貴社を訪問させていただきたいのでご都合のいい日時をいただけませんか'と言った流れになると思うのですが、国土が広いアメリカでそれをやっていると仕事がいつまでたっても終わりません。

どうなるか分からないからまずは軽く電話で話そう、と言うことかと思いますが、英語がネイティブでない私たちに取ってはこれは結構なストレスです。一言一句聞きもらすまいと皆で黒い人手型の電話会議システムをにらみつけることになるからです。で、流れて来るのは電車の車内放送の様なくぐもった声。英語云々の前にまず音が聞きにくくてたまりません。

相手が話し終わるとそれが質問なのか、話がひと段落したと言うことなのか分からず、思わず下を向いてしまうと言うことが何度となくありました。

最近、相手がSkypeを使うのでこちらも使う様にしたところ音のクリアさに驚きました。くぐもっていないんです。あまりに明瞭なので近くにいる子供の声まで拾ってしまっているのが少々難点ですが。これなら全身を耳にする程の緊張感なく会話が出来そうです。もちろん音が物理的にちゃんと聞こえると言うことと理解出来ると言うことの間にはまだ暗くて深い谷がありますが・・・。

Skypeがいいのは音だけではなくて相手がオンラインかどうかも分かることです。電話だと相手がどう言う状態か分からず掛けるのに躊躇してしまうこともあります。skypeだと話せる状態にあるのかどうかが分かるので安心して掛けられます。ただ、逆に自分がオンラインであることを秘密にしておきたい場合もあります。そんな場合はログイン状態を隠せたり、取り込み中の表示に出来たりします。

まあ使い込んでいる方にとっては何を今更と言うことなのでしょうけれど、クリアな音にうれしくなったので書いてみました。

Wednesday, June 9, 2010

分かりやすい名前、Diapers.com (おむつ.com)

Diapers.com、日本語ではおむつ.comと言うサイトを最近知りました。名前の通りおむつを売っているサイトですがそれだけでなくベビーカー、チャイルドシートなどの赤ちゃん用品も売っている様です。私がこのサイトの名前を目にしたのはこのサービスのファウンダーがsoap.comと言う洗剤、トイレットペーパーなどを販売するサービスを始める予定との記事でした。

diapers.comは2009年1.82億ドルの売上があり、今年は3億ドルを見込んでいる様です。大きく成長しているサービスですから二匹目のドジョウをsoap.comで狙おうと言うことなのでしょう。

インターネットのサービスに取り、このサービス名と言うのはとても重要です。Googleでdiaperと検索するとWikipediaのdiaperの項目の次にdiapers.comが来ますのでクリックされる可能性は高くなります。

私たちがGazoPaを始める時も5 or 6文字で.comドメインが取得出来るもの、グローバルで通じるものと言う条件でいろいろとサービス名を考えました。ただ、その様な少ない文字数ですぐ思い付く様な名前はほとんど他の方に取得されています。実は一つ別の名前でドメインを取得していたのですが、商標でひっかかりそうと言うことで泣く泣くその名前を断念しました。と言うことで最終的に.comが取得出来たものとしてGazoPaに決めました。日本語オリジンなのでグローバルで通じるのか、と言う懸念はありましたが、サービスが有名になれば問題ないだろうと言う楽観的な考えでその問題をクリアしたことにしました。

diapers.comではどうだったかと言うドメイン名は2.5万ドルで購入した様です。ちなみに今年のドメイン名の取引で今のところの最高額は550万ドルで取引されたslots.comの様です。ドメイン名にこんなにお金を払うのか、と思いましたが、思い出してもらいやすいこと、検索で上位に来ることを考えると安いものなのかもしれません。

Tuesday, June 8, 2010

親しき仲には秘密なし、買い物履歴共有Blippy

FacebookのLikeボタンで好みを伝え、LinkedInで履歴書を公開し、Facebookで交友関係を公開し・・・と友人やそれ以外の方へ自分のことを伝える流れが続いています。そしてとうとう買い物履歴まで公開することになったのがBlippyです。これは例えばAmazonで何を買ったか、iTunesで何をダウンロードしたかなどを友人と共有するものです。クレジットカードを登録すればそれで支払ったものも共有出来るのでどこで食事したかなども分かってしまいます。

私などは買い物情報を共有することにまだ少し戸惑いを感じる方ですが、自分の買い物のことを共有すると言うのはどう言う心理状況からでしょうか。例えば大幅値引きで手に入れたものは人に自慢したい気もします。また掘り出しものも'どうだ、いいでしょう'、と見せびらかす意味では分かる様な気もします。あるいは友人とコミュニケーションが取れるのであればどんなきっかけでも構わない、と言うことなのかもしれません。

このスタートアップにはCharles River Ventures、August Capital、Sequoia Capital、Ron Conwayをはじめとした錚々たるVC、エンジェルが投資している様です。目端の利く方々なので大きな可能性を感じているのでしょう。

今後このサービスがどう成長して行くのか、ユーザーのプライバシーに対する考え方の移り変わりも含めて興味深いところです。そして買い物情報の次はどんな個人情報を共有することになるのかについても目が離せません。